新卒から数年ぐらいは、まだまだ社会人としての経験が浅いので、学生時代の気分が抜けきらない20代は多く、上司や先輩との接し方で悩むことも多いのではないでしょうか?
また会社というものは、さまざまな人が集まった集合体です。
そのため、自分と気の合う人だけでなく、どうしてもうまく付き合えないタイプの人もいることでしょう。
ただし、会社という組織の中の話なので、嫌いだからといってまったく付き合わないということは不可能です。
特に上司が自分の嫌いなタイプの場合、避けて通るというのはほぼ不可能でしょう。
そこで、嫌いな上司や先輩とうまく付き合っていくにはどうしたらいいかについてご説明します。
いわゆる人間関係の悩みですね。
私も新人のころは上司や先輩が怖くて仕方なかったな…
できれば顔を合わせたくないほどに。
特に歳の離れた上司や先輩だと考え方が合わないことも多いのでよく怒られていました。
たとえば、20代なら「電話よりメールやラインの連絡が楽」と考えることが多いと思うのですが、40代、50代の上司だと「電話の方が楽」だと考えてる人が多いですね。
この考え方は、どちらが正しいということも無いですが、人間は自分が正しいと思い込むと『常識』と言う認識に変わるので厄介ですね。
ですが、時には上司や先輩に合わせて考え方を変えるなど臨機応変に対応していくことが賢明ですね。
まずは相手がどういうタイプかを知る必要があります。
相手のことがわかれば付き合い方も変わります。
【職場で嫌われる上司・先輩】4つの特徴
【嫌われる上司や先輩】
- 全てが自分基準タイプ
- 話を聞かないタイプ
- 精神論で攻めてくるタイプ
- 高圧的なタイプ
それでは順に説明していきます。
【嫌われる上司や先輩】全てが自分基準タイプ
常に自分流のやり方を押しつけ、部下を正当に評価できないタイプの上司ですね。
また、過去の栄光を自慢する人はここに分類されます。
たとえば、10年前はこうだったとか、今までこうしてやってきたなど、
新しい提案を無視して、自分がやってきたことが正しいと押し付けてくるなどの行動をしがちです。
【嫌われる上司や先輩】話を聞かないタイプ
部下が報連相を行っているのに聞いていなかったり、相談しても最後まで聞いてくれないといった上司がこのタイプです。
たとえば、報連相を徹底しているのに言った言わないでもめたり、話を少し聞いただけで「あー、わかったわかった」と話を終わらせようとします。
【嫌われる上司や先輩】精神論で攻めてくるタイプ
とにかく「できるだけやれ!」という指示を出す上司がこのタイプです。
これは、ノウハウや技術、スキルなどを教えるといったことをせず、根性論で仕事を語ったり、「やる気があればできる」などを主張するといったことをしてきます。
【嫌われる上司や先輩】高圧的なタイプ
こちらから聞いても何も教えてくれない、もしくは教えてくれても言い方に問題があるというタイプです。
教えない、答えないというのは相当な無言のプレッシャーを与えると言われています。
また、言い方に問題があるというのは、多くの発言が個人攻撃になっていたりします。
苦手な上司とうまく付き合うための4つのポイント
これらをもとにどう接していけばいいかをアドバイスしていきます。
嫌いな上司ともなんとかうまくやっていかなければならないのが会社というもの。
しかし、上司の人格は変えることはできません。
また人事異動などで上司が変わるといった物理的な環境変化はあり得ますが、上司の行動や気持ちを変えさせるための簡単な方法は、今のところないといってもいいでしょう。
そう考えると、自分が変わるほかはありません。
これを念頭に置いた上で、嫌いな上司とうまくやっていく方法をご紹介します。
話をする時は、結論から言うように心がける!
話をする際、理由から話をしていたりする場合が多いと思います。
たとえば、仕事がうまくいかないという報告で「××の件なのですが、△△で……」という感じで、理由から先に話すパターンです。
このパターンをやめ、結論から話すことを徹底してみましょう。
これらを実践する方法として「PREP法」というものがあります。
これはPoint(主張)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(主張)という構成で言いたいことをまとめる方式です。
先ほどの仕事がうまくいかない報告の場合は、
R:現状△△になってしまっている
E:具体的にはこうなっている
P:それなので××の件について力を貸してほしい
という感じになります。
この方法で伝えると、少なくとも相手に結論は伝わり、言いたいことが伝わらないという不満は少なくなることが期待できます。
自分自身が大切にしていることは何か?
その上司のことがなぜ嫌いなのかを考えた場合、上司の行動ばかりが目について、なぜその行動が目につくのかまで考えることは少ないのではないでしょうか。
たとえば、公平感をとても大事にしている人が、曖昧で主観的な評価をする上司に出会った場合、その上司のことを嫌いになってしまいます。
しかし、本当は自分が公平感を大事にしているために、上司の行動が不公平に見え、結果的に嫌いになるわけです。
なぜ?この上司が苦手なのかを明確して理解にしよう!
- 「人によって態度を変える」
- 「なにを教えてくれない」
- 「固定概念が強すぎ」
- 「新しいことになると否定的になる」
相手がなぜそういう行動をするのか?をまず考えよう!
上司を知りポジティブに解釈する
上司はどういう人なのかを考えることで、自分のキャパシティを増加させるということです。
たとえば、常にせっかちで話を聞かない嫌いな上司がいた場合、どういう行動がせっかちに見えて苦手に思えるのかを考えてみます。
話の途中ですぐ結論を求めてくるから、早口すぎて会話にならない、話し終わっていないのに問題を決めつけるなど、状況次第でいろいろと思いつくはずです。
そこで忘れてはならないのは、その行動自体に良い悪いはないということです。
話の途中で結論を求めるのは、少ない時間で多くの問題に取り組もうとしている、時間を大切に思っている証拠かもしれません。
早口すぎて会話にならないのは、伝えたいことがあふれているからかもしれません。
話が終わっていないのに問題を決めつけるのは、いち早く問題を解決して楽にしてあげたいと考えているからかもしれません。
好き嫌いという判断は、どんな行為にも紐付けられるもの。
だからこそ、その行為の裏側にはどういう思いがあるのかポジティブに捉え直してみるというのもひとつの手段です。
時には逃げることも大事
これは、うまく付き合うという点ではNGかもしれません。
しかし、自らを守るという意味では、常に念頭に置いておきたい付き合い方です。
たとえば、暴力を振るう人やハラスメントを毎日受けているなどの場合、相手の理解や自分に向き合うという方法で絶対に解決できません。
もし、傷害事件やハラスメントで立件したとしても、自分の傷は癒えることはないでしょう。
これまでの3つのポイントについては視点の問題でしたが、この「逃げる」を選ぶケースは視点の問題ではなく、暴力という形で肉体的にダメージを負ったり、性別や出身など自分ではどうしようもない部分を攻められている場合が多いと思われます。
残念ながらそういう場合は、逃げることを選択肢から決して外さないでください。
まとめ
会社生活を送っていると、色々な人と付き合っていかなくてはなりません。
嫌いな上司や嫌いな先輩とも付き合っていかなくてはなりません。
中にはどうしようもないことも多くありますが、自分が変わること、実践してみることでよくなることもまた、多くあります。
上司が嫌い、先輩が嫌いと文句を言うだけではなにも変わらないです。
まずはやれることからやってみましょう。
それでも辛いなら新しい環境でチャレンジすることおすすめします。
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