新しい仕事に就いたときや、新しい業務を任されたときなどは、少しでも早く仕事を覚えてスムーズに働きたいですよね。
仕事が覚えられないと業務の効率が悪く、思うように進みません。
ですが、
「仕事を覚えるのがとても苦手で、すぐミスをしてしまいます・・・」
「すぐに仕事を覚えられる人はどんなことをしているんだろう?」
と悩んでいる方も多いでしょう。
なぜ仕事を覚えられない人、覚えるのが得意な人がいるのでしょうか。
この記事はこんな人に向けて書いている記事です。
- 仕事がなかなか覚えられないと悩んでいる
- ミスが多くて、仕事するのが怖い
- 上司や先輩が怖くて何も聞けない
- 毎朝会社に行くことが辛い
「仕事を早く覚えられるようになりたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
仕事が覚えられない人の『5つの特徴』
メモを取らない
きちんと聞いているから大丈夫という人が多いですが、人間は物事を記憶し続けるには限りがあります。
受験勉強の時を思い出してみてください。必死にノートにメモしていましたよね。
覚えていても忘れてしまうことは、何歳になっても起こりうることなのです。
またメモを取ることが新人みたいで格好悪いと感じている人もいるようですが、メモを取らずに内容を忘れてしまっている人のほうが何倍も格好悪いです。
何にでも「はい」と答えてしまい、質問しない
「いいえ」と言いづらいのが日本人の特徴ですが、出来ないことを「はい」と答えてしまい出来ずにいると上司からの信頼を失います。
結果、負の悪循環にハマりますのでご注意ください!
スケジュール的に出来ないのであれば、その旨を相談して指示を仰ぎましょう。
何でも「はい」と無責任に応えてしまうことは危険なのです。
理解しているフリをしてしまう
仕事を覚えられない人にとても多いのが、この「分かったふりをする」行動です。
理解できていないときは、その場で確認をしましょう。
分かったふりをしてしまうとその後質問しにくくなりますし、そのまま仕事を進めてしまいミスに繋がることが多いです。
もし聞きづらいようでしたら、同じ同期の方や入社が近い方に後から必ず聞いて理解しておきましょう。
わからないこと、わからないままする
仕事を覚えられない人にとても多いのが、この「分かったふりをする」行動です。
理解できていないときは、その場で確認をしましょう。
分かったふりをしてしまうとその後質問しにくくなりますし、そのまま仕事を進めてしまいミスに繋がることが多いです。
仕事に対する緊張感が薄い
この問題には仕事の内容に緊張感がない場合と、緊張感を他に使っている場合の2種類があります。
前者の場合、仕事が覚えられないのではなく仕事を覚えようとしていないということになり、緊張感をうませる努力が必要です。
後者の場合、その職場に慣れずに緊張していたり、誰かの監視に緊張している場合があるので緊張感の原因を見つけて対処してみましょう。
仕事が覚えられない人・覚えられる人の『特徴』
仕事が覚えられない原因は、覚える量や環境、本人の状態などにあります。
では、『仕事が覚えられない人』にはどんな特徴があるでしょう。
あなた自身、仕事を覚えることについての苦手意識や自覚する必要があります。
仕事が覚えられない人に共通する特徴を知ることで、自分に当てはまるかどうかを知れたり、改善に役立てたりできるようになります。
こちらでは、仕事が覚えられない人の5つの特徴をご紹介します。
- 記憶力が低い(ADHDかも?)
- 要点を理解するのが苦手
- 人に質問するのが苦手
- 焦りがち
- 仕事に興味がない
それでは一つ一つご説明していきます。
仕事が覚えられない人の特徴
記憶力が低い(ADHDかも?)
仕事を覚えられない人の特徴として、忘れっぽくて単純に記憶力が低いことが挙げられます。
記憶力の低さは本人の努力ではどうしようもないのでは、と思われるかもしれません。
しかし、記憶力が低い理由には、「覚えようとしていない」ことも含まれます。
人から教わるとき、本人は真面目に聞いているつもりでも、覚え方がわからなければ覚えようとできずに脳が記憶しないのです。
なので覚え方さえわかれば覚えられるとい言うことにもなります。
もう一つ考えられるのは、ADHDかも?という現実です。
脳の機能障害によって引き起こされる障害で、生まれてすぐに発症する場合もあります。 12歳までに症状が明らかになりますが、成長過程で症状に気付かないことも多くあり、見逃されてしまって大人となった人が多いと考えられています。
要点を理解するのが苦手
人の説明を聞いていて「つまりこういうことだな」と理解するのが苦手な人は、仕事を覚えられない人の特徴に当てはまります。
要点を理解するのが苦手だと、何を覚えるべきかがよくわからないまま「覚えなければ」という気持ちだけが先走ってしまうでしょう。
重要なポイントを理解できず、すべてを暗記するかのように覚えようとしては意味がありません。
仕事を覚えるのが苦手な人は、要点を理解できていない点が特徴的です。
人に質問することが苦手
「質問したいけど怒られそうでできない」
「相手に疑問点を聞くことは気が引ける」そう感じることはありませんか。
人に質問するのが苦手なことも、仕事を覚えられない人の特徴の一つです。
わからないことを自分で調べたり理解したりしようとすることは、前向きで良いこととも言えます。
しかし、マイナスな理由から「質問したいけどできない」のは、疑問点の解決を遅らせてしまうことにつながるでしょう。
人に質問するのが苦手だと、わからないことをすぐに聞けずに覚えられていない方は多いです。
焦りがち
つい焦ってしまって、頭の中がまとまらずに覚えられないことはないでしょうか。
仕事が覚えられない人は、何事も焦りがちという特徴があります。
物事を覚えるには、何を覚えるのか情報を整理しておくことが大切です。
また、記憶の定着には時間がかかるので、何度も繰り返し覚えなければなりません。
気持ちが焦っていると、情報をうまく整理できなかったり、記憶の定着を急ぎすぎたりして「覚えられない」と思い込んでしまいます。
仕事が覚えられないと感じる人は、焦りの気持ちから、覚えるために必要な時間を十分に取れていないとも言えるでしょう。
業務(仕事)に対してあまり興味がない
仕事を覚えられない人の特徴の一つとして、仕事への興味のなさがあります。
人はそもそも興味を持っていないことは覚えられません。
記憶は、脳が「この情報は自分にとって重要だ」と判断することで可能になります。
自分が仕事に興味を持っていなければ、脳が仕事に関する情報を覚えようとはしないでしょう。
今の仕事に興味が持てなかったり、むしろ仕事から離れたいと感じていたりする場合は、覚えようとしても難しいかもしれません。
なので、一度自分と向き合って見てください。そこに答えがあると思います。
覚えられる人の『特徴』
仕事が覚えられる人について考えていきましょう。
あなたの職場には、すぐに仕事を覚えてスムーズに進めてしまうような人はいませんか。
仕事が覚えられる人にも、共通する特徴がいくつかあります。
- 仕事の目的を理解している
- 柔軟な対応がきる
- 根本的に楽しんで仕事している
- 常に冷静に物事を考えて行動している
- わからないことは、すぐ解決しようとする
仕事が覚えられる人の5つの特徴をご紹介しましょう。
仕事の目的を理解している
仕事をすぐに覚えられる人は、仕事全体を見て目的を理解しています。
目の前の仕事だけを見てただこなそうとしても、それはただの作業であり記憶には残りにくいと言われています。
しかし仕事の目的を理解し、「何のためにこの業務があるのか」を考えながら取り組むと、頭を働かせるので重要なことを覚えられるようになります。
仕事の目的を理解しているかどうかで、仕事の覚えやすさは格段に変わるのです。
仕事をすぐに覚えられる人は、常に全体を見て目的を意識することで、仕事を自然に覚えます。
柔軟な対応がきる
仕事を覚えられる人の特徴として、マニュアルにないことでも柔軟な対応ができることが挙げられます。
ただマニュアルを暗記しているだけでは、マニュアル外の対応はできませんよね。
しかし、仕事を覚えられる人は、マニュアルの業務の目的や意味といった重要なポイントを理解しています。
目的や意味を理解していることで、状況や方法が変化しても柔軟に対応できるのです。
「仕事を覚える」ということが暗記ではなく、理解して覚えているからこその特徴と言えます。
根本的に楽しんで仕事している
あなたの職場には、仕事を楽しみながら覚えている人はいるでしょうか。
仕事を覚えられる人は、(楽しんで仕事をしている特徴=ゲーム感覚的に)があります。
仕事を楽しむということは、仕事に価値や面白みを見出しているということです。
人は、楽しいと感じるものを覚えやすくなります。
同じ仕事でも、見方を変えれば価値や面白さを見出して、楽しめるようになる可能性はあるでしょう。
仕事を覚えられる人は、仕事自体を楽しむことで自然と効果的に覚えているのです。
常に冷静に物事を考えて行動している
仕事を覚えられる人は、落ち着いて冷静に物事に対処できるという特徴があります。
気持ちが焦っていたり冷静でなかったりしては、適切な判断ができません。
自分が慌てているときに聞く話より、落ち着いて相手の話に注意が向いているときに聞く話のほうが、よく覚えられますよね。
物事を覚えようとするときは、頭が整理されていて気持ちが落ち着いた状態のほうが、重要なことをはっきりと記憶できます。
このように仕事を覚えられる人は、物事に対して冷静に対処しているのです。
わからないことは、すぐ解決しようとする
仕事を覚えやすい人は、わからない部分をそのままにはしません。
少しでも気になる点は、確認して納得できるようにします。
わからない部分をそのままにする=情報に曖昧さを残すということです。
情報が曖昧だと確信を持てないので、明確に記憶に残すことはできないですよね。
確実に理解して覚えるためには、わからない部分をそのままにせず、確認して疑問点をなくすことが重要なのです。
仕事が覚えられる人は、わからないことをなくして覚える情報をよく理解しようとしています。
仕事が覚えられない人の『改善方法』
ここまで、仕事が覚えられない原因や、覚えられない人・覚えられる人の特徴をご紹介しました。
「原因や特徴は理解できた。じゃあどうすればいいの?」というのが重要ですよね。
仕事を覚えられるようになるためには、覚えられない原因をなくし、覚えられる人の良さを取り入れていくことが解決策になります。
では、具体的に何をすればいいのでしょうか。
ここでは以上の内容を踏まえ、仕事ができない人が行うべき7つの対処法をご紹介します。
- 教わるごとにメモをとる
- わからない部分は質問する
- 仕事ができる人の真似をする
- 全体の流れを把握する
- 落ち着いて仕事に取り組む
- 業界のことについての知識を増やす
- 仕事が合わないにであれば転職も検討する
それでは順にご説明していきます。
教わるごとにメモをとる
仕事で教わることはたくさんあるので、一度の説明ですべてを覚えることはできません。
そこで、自分で振り返りながら思い出せるように、教わった情報をメモで残しておくのです。
メモのとり方は、自分が読み返したときにわかりやすいようにします。
自分で理解したことを頭で整理してメモに書くので、より記憶に定着しやすい効果もありますよ。
覚えられない人に多いのは、メモは取っているが何を書いているのかわからない・・・など、結果メモの意味がないという現状になりますので、ご注意ください。
わからない部分は質問する
仕事を教わっていて、わからない部分があるときは積極的に質問しましょう。
相手は、あなたが理解することを目的として説明してくれています。
ここでわかったふりをしては意味がありません。
あなたからわからない内容を質問することで、相手はあなたの理解度に合わせて説明できるようになります。
物事をよく理解するためには、情報を受け取るだけではなく、自分で考えたり疑問点を解消したりする必要があるのです。
しっかり覚えるためにも、わからない部分がでたら遠慮せず質問することを意識するといいですよ。
仕事ができる人の真似をする
もしあなたの職場に仕事ができる人がいるなら、その人の真似をしてみましょう。
その人が普段どうやって仕事に取り組んでいるのかを参考にしたり、どのように仕事を覚えているのかを聞いたりしても良いかもしれません。
仕事ができる人の行動や習慣を真似して取り入れることで、自分も仕事をすぐに覚えられる可能性が上がります。
苦手なことは、得意な人の真似をすると克服できるかもしれません。
自分にはない良い部分ややり方を他人から取り入れて、仕事を覚えられるようになりましょう。
いち早く仕事ができる人を見つけて、その人を観察しましょう。
できれば仲良くなる努力すればもっとプラスになると思います。
それはなぜか?仕事ができる人は会社から一目置かれているケースが多いので、何かあればフォローしてくれる可能性もあるからです。
全体の流れを把握する
業務単体で見ると覚えにくいことも、仕事全体の流れを把握してその業務を捉えると、覚えられるようになるでしょう。
仕事は、様々な業務が関係し合っています。
そのため、一見意味がないような作業や工程も、全体を見ると重要であることがわかるのです。
全体から見て、自分の業務の重要性が理解できれば忘れにくくなります。
上司から単体の業務を依頼されたときでも、目的や仕事全体への理解を進めながら取り組むといいですよ。
仕事全体の流れを理解すると、自然に覚えられるでしょう。
落ち着いて仕事に取り組む
覚えるべき業務には、落ち着いて取り組むことを意識すると、覚えやすくなります。
気持ちが焦っているときや慌てているときは、目の前のことでも集中できず、情報が頭で整理されません。
なので焦っている時は、一回深呼吸して業務に取り組みましょう。
落ち着いて冷静に業務を理解しようとすることで、的確に情報を捉えて記憶に残せるようになります。
重要なことを覚えるときには、まず落ち着いて頭を整理し、意識を集中させましょう。
仕事に取り組む姿勢次第で、仕事を覚えられるかどうかが変わってきますよ。
業界のことについての知識を増やす
全く経験のない分野では、知識が不足していると覚えられないことがあります。
その場合は、仕事に関する知識を身につけましょう。
覚えるためにはまず理解する必要がありますが、知識が不足していると、わからないことばかりで理解できません。
たとえば業界の専門用語を覚えていないと、話を聞いてもうまく覚えられないですよね。
仕事に関する知識を意識して身につけ、理解できるだけの力をつけることが必要です。
本を読む、ネット、SNSで調べる、勉強会に参加するなど、知識を身につける方法はたくさんあります。
仕事を覚えるためにはまず知ることから始めましょう。
仕事が合わないにであれば転職も検討する
「仕事に興味が持てない」「自分には合わない仕事だ」と感じていて覚えられないなら、仕事を変えることも一つの道です。
仕事が覚えられなくて悩む原因が、自分と仕事との相性にある場合、仕事を変えることで解決する可能性は高いと言えます。
あなたがもっと興味が持てるような楽しい仕事に変えることで、自然に仕事を覚えられるようになるでしょう。
入社した会社での仕事が自分に合わず転職して、環境が変わると生き生きと働けるようになったという人は少なくありません。
どうしても仕事が合わないなら、転職することを視野に入れるといいですよ。
仕事が覚えられない人におすすめの本
絶対にミスをしない人の脳の習慣
著者の樺沢紫苑氏は精神科医で、脳の構造に触れながら仕事のパフォーマンスを上げる方法を紹介する内容です。
仕事を覚えるための、脳の習慣をつくる具体的な方法を知れますよ。
本の中で、自分に合いそうな方法から試すと良いでしょう。
「仕事を覚えられない、ミスが多い、作業が遅い」と悩む方におすすめの本です。
図解 仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方
日頃無意識に行っている行動が、コミュニケーションのズレを生じ、ミスにつながる要素になっていること。当たり前のようで今まで意識出来ていなかったなと・・・気づきになります。
ムダにならない勉強法
この本の要点を一言で言いますと、『人間の頭の良し悪しは無い。勉強が好きで継続して学んでいける人』は大成していける。
逆に、勉強嫌いで全く学ぼうとしない人は、進歩が無いということです。
ビジネスマン、学生さん等、自分には能力が無いと思わないでください。この本を読めば、人間は、才能や頭の良し悪しではなく、勉強が好きか嫌いかと勉強のやり方次第で、人生が飛躍していくことを学べますよ。お勧めいたします。
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!
ご紹介するのは、『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!』という一冊。
本書は、まずは頭のなかにある不要なものを掃除して、リラックスした本当の集中を得ることで生産性を上げる方法を紹介しています。
仕事を覚えようとしても頭のなかが一杯だったり、整理整頓されていなかったりしては、新しい情報は入りません。
この本を読むことで、仕事を覚えるための理想的な頭の状態をつくれるようになりますよ。
「頭の中がまとまらない、考えが整理できない、集中できない」と感じている方におすすめです。
なぜかミスをしない人の思考法―――「失敗学」の権威が教える
ミスを減らす方法を手取り足取り具体的に記した書というより、ミスの原因とその対策を抽象的に総括した書籍です。
ミスの原因は何か?その対策としてどうすればいいか?など考えさせらる本です。
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